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満州引揚からアフリカまで 〜困難を乗り越えて生きる物語〜
2022年11月3日 @ 7:00 PM - 9:00 PM
早川千晶
(ケニア在住35年キベラスラム活動家)
私はケニア在住35年になり、キベラスラムという貧民街で孤児や貧困児童のための学校と孤児院、そして貧困者たちが働く場を作っています。スラムの人々が困難の中で助け合い、何があっても明日に希望を持って生きる姿が好きだからです。なぜスラム街に、そしてアフリカに関わるようになったか、そこには私が子どもの頃、祖父母や両親から聞いた話が根底にあります。
私の家族は旧満州からの引揚者でした。暮らしを追われ命がけの逃避行、餓死者や凍死者が出る中、生き延びることが出来たのは真心ある中国の人々が助けてくれたからだと祖父母は繰り返し語りました。しかしやっとのことでたどり着いた故郷日本で受けた差別の苦しみ。子どもの頃から私は、人間の心に潜む差別意識とは何だろう、生きるとは何かと思うようになりました。世界中の誰もが等しく命を輝かせ、互いの尊厳を守り生きる世の中を作りたい。そんな想いを込めてアフリカからの生の声をお届けします。
★早川千晶(はやかわ・ちあき)
ケニア在住35年。1966年福岡生まれ。キベラスラムのマゴソスクール主宰。
東京外国語大学インド・パーキスターン語学科ウルドゥ語専攻中退。
曽祖父が明治時代にアメリカ開拓移民、曽祖母は写真花嫁、祖父はアメリカ生まれ、両親は満州生まれと移民一家に育ち、自身も小中学校をアメリカで育つ中、アイデンティティの根底にあるものに興味を持ち、大学を中退し世界放浪の旅に出発。その旅の流れの中でアフリカに出会い、ケニアに定住。社会的に不利な立場にある民族や貧困地区のコミュニティと共に活動を開始。
ケニアの首都ナイロビで、撮影コーディネーター、通訳、フリーライターとして働きながら、ナイロビ最大級の貧民街・キベラスラムで、孤児と貧困者の駆け込み寺「マゴソスクール」を設立。ジュンバ・ラ・ワトト(子どもの家)、マサイ民族&ドゥルマ民族と共に行うエコツアー、音楽でアフリカの民族を支援するCD制作、奨学基金、職業訓練、障がい児の特別学級、異文化間の相互理解の活動を続けている。 著書に、「アフリカ日和」(旅行人)。 1999年から日本全国各地でアフリカトーク&ライブのツアーを展開している。
2013年在ケニア日本大使館在外公館長表彰、2015年度第5回賀川賞、2018年ドゥルマ民族の伝統継承者「旗持」、2021年第56回社会貢献者表彰受賞。
————イベント詳細————
満州引揚からアフリカまで
〜困難を乗り越えて生きる物語〜
【日時】
11/3(祝)19:00〜21:00
【参加費】
店内:1,500円+1drink
オンライン:1,500円
【申し込み方法】
店内参加:https://forms.gle/mh4JAZHPDEjVWykU8
オンライン参加:https://tinyurl.com/2p6cwch6
上記のチケットを購入後、STORESより送られてくる注文確認メール(もしくは支払い確認メール)内にある「ダウンードボタン」で、HTMLファイルをダウンロードできます。そのHTMLファイルにzoom参加URLを記載しております(携帯の場合、ダウンロードしたファイルが確認しずらいので、PCでの参加をおすすめします。)企画中・企画後にYoutube配信を視聴いただくことも可能です。
※本企画は「Zoom」を使用します。開始までに下記URLよりZoomアプリをインストールしておいてください。
https://zoom.us/download#client_4meeting
【主催】
Social Book Cafe ハチドリ舎
【お問い合わせ】
TEL:082-576-4368
mail:hachidorisha@gmail.com
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